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花火もする?って聞いたら、今晩はオレとゆっくり夜の海を見たいって言うんさ。
浜に座って海を眺める。
夜の海はなんか薄気味悪いさ・・・身体ごと吸い込まれそうになるよ・・・
ユウといろんな話ししたさ。馬鹿っぽい事も、真面目な事も・・・
そして、お互いの気持ちも・・・
オレ、ユウの全てを受け止める、ユウの全てを愛していくって言ったんさ。
ユウも同じ事言ってくれたさ。
オレは本当に幸せ者だと思った。ってかやっと幸せを掴んだ気がしたさ。
空を仰いだら、満点の星に驚いたさっ!
この満点の星に誓うさ。
ユウを大切にしていくって・・・
神さま・・・ユウに巡り会わせてくれてありがとさっ!
もう少しコイツの心臓の音を聴いていたかったが、夕飯の時間だ。
俺たちは急いで服を着て、1階のレストランに向かった。
昨日と同じくテーブルには食事の用意が出来ていた。
ラビはテーブルに着くと「また夕飯前にユウを食べちゃったさ~」と言い出すから
吹き出したぜ。
昨日と同じ言葉を返してやろうと思ったがやめた。
「俺もお前をたらふく食ってメシ食えっかな?」
俺たちはレストラン中に聞こえるくらい大きな声で笑ってしまった。
夕飯後、浜に散歩に出かけた。
自然ってホントに凄いよ・・・
ユウの視線を感じてユウを見ると、ユウの顔が夕陽に照らされて、
オレ的にかなりヤバかったさ。
ユウちゃん綺麗すぎっ!
ココはちょっと雰囲気的にカッコよくしたかったんで、
ユウの肩に両手を置いてマジ顔で言ったんさ!
「ユウ、愛してるさ」
かーっ!キマッタッ!
そしたらユウはニッコリ笑って「俺もだ」って・・・
くーーっ!かわいい!かわいい!
もう、ユウの顔中にチュ~いっぱいしたさっ!
そしたらさ、ユウったらオレのシャツをたくし上げ始めてびっくり!
あれあれ?って思ってるうちにオレ、ユウに脱がされちゃったんさっ!
ユウはオレの胸にキスをいっぱいしてくるんさ。
もぅオレ・・・ダメ・・・・。
ユウを床に押し倒して思いっきり抱いたさ・・・
宿に戻ったがまだ5時40分だ。
夕飯の時間までまだ1時間半近くある。
風呂に入ってしまおうかと思って、ラビが風呂が空いてるか見てきたが、
海から帰ってきた者達が並んでいたそうだ。
窓の外をみると見事な夕陽だったので、思わず窓際に寄った。
どうしたんだとラビも俺の隣りに立った。
ぞくぞくする広大な自然の光景にラビも口をあけて眺めてたな・・・
夕陽の色ってコイツの髪の色なんだと、初めて気づいたぜ。
夕陽を見てたのに、いつの間にか隣りのオレンジを見てた自分が恥ずかしかった。
すんなり博物館を見て回れたし、ユウにも喜んでもらえたさ。
「世界の剣の博物館」の時のユウは目の色が変わってたなぁ~
ユウに剣を持たせると天下一品だもんね!
オレの前でしか見せない甘えたユウとは大違いでかっこいいんさ!
ん~でも、オレは甘えたユウの方が好きだけどね♪
陶芸もしたさっ!
オレって不器用なんかな?泥だらけになってやっと作った皿も、へんてこな形さ・・・
それなのにユウは泥だらけにならないのに綺麗に湯のみを作ったンさ。
焼きあがったら送ってくれるっていうから、楽しみさっv
でも、るきとに使われちゃいそうだなぁ~。まぁお土産に・・・ってことで、いいか。
写真も沢山撮ったさ!
ユウとの2ショットは大切にするんさっ!
バスに乗るギリギリ前に食べたソフトクリームが最高に旨かった!
ユウは甘いもの好きじゃないのに、ちゃんと1つ平らげたからびっくりさっ。
ラビが俺の手を引いてバスに乗り込んだ。座席に座っても手を離そうとしない。
バスに乗ってる時間は20分程で、目的地に到着すると、そこはいろんな博物館が密集していた。
高原の中だから緑がすごく綺麗だ。
博物館の建物もペンションみたいな洒落たとこが多く、高原の雰囲気と合っていたな。
帰りのバスは17時10分に来るから、かなりゆっくりできそうだ。
まず、ふたりとも腹が減っていたから食事が出来るところを探した。
「ねぇ、ユウ。そろそろ 蕎麦食べたいんじゃない?」
ラビが指を指す方向をみると、蕎麦屋があった。
久し振りに食べたが、結構旨かった。ラビは蕎麦は苦手だからカツ丼を食ってたな。
昨晩、ラビが何処に行くか計画を練っていただけあって、迷う事なく見て回われた。
一番良かったのは「世界の剣の博物館」だったな。
日本刀を見たときは鳥肌が立ったぜ。
ぬいぐるみの博物館は勘弁だったが、アイツがうさぎと猫のぬいぐるみを買って
喜んでたのには笑えたな・・・
もうすぐバスが来る時間だから、ベッドにもたれ掛かって居眠りしてるユウを起こす。
短い時間なのに、朝からいろんな事があって疲れたのかもしれないさ・・・
ユウはぼーっとした目をオレに向けたと思ったら、
そのままオレの胸にもたれかかってきたさ。
出かけるのやめて寝てる?って聞いたら、
行くけど1分だけこうしていたいって言うんさ。
オレ、ユウの肩を抱きしめて耳朶にキスしたさ。
ユウはそれに反応して顔を上げたから、
すかさず唇にちゅ~しちゃったさv
1分以上経っちゃったかも・・・
壁に掛かってる時計をみるとあと5分さっ!
ユウの手を引いて、1階のエントランスに向かったさ。
海にいた2時間はあっという間に過ぎた。
尻だけ浮いてたラビがこっけいで、笑わずにはいられなかったぜ。
慌ただしいが、宿に戻って砂を落とす為シャワーだけ浴びて部屋に戻った。
バスの時間まで40分程まだ時間があった。
出かける支度をした時、バックにカメラが入っているのに気がついた。
そういえば、旅行に来てから写真1枚も撮ってないな・・・
そのことをラビに伝えると、博物館で沢山撮ろう!と張り切り出した。
ちょっと腹が減ってきたが、向こうに着いたら食えばいいか・・・
時間まで少しゆっくりしていよう。
ちょっぴり恥ずかしそうにしていたユウだったけど、時間が経つにつれていつものユウに戻っていったさ。
今日は2時間弱しか浜に居ないから、パラソルやチェアのレンタルはなし!
ずっとユウの傍にいるからナンパも心配なし!
あ、浮き輪はもっていったさv
浜に着くとすぐに海に入った。昨日みたいに静かな沖には行かず、
波が丁度くる位置にいて、わざと波をかぶって遊んださ。
オレ、浮き輪の上に座る格好でいたら波が来て、まんまとでんぐり返って尻が浮き輪に挟まった状態で
逆さまになっちゃってマジ焦った。
もがいても、浮き輪が邪魔して身体を上に持っていけないんさ!
息できないし死ぬかと思ったけど、ちゃんとユウが起こしてくれて助かった・・・
「お前、尻だけ浮いてどうすんだよ」ってユウ大笑いしてたさ。
苦しくて焦ったけど、ユウの笑顔が見れたからよかったさ!
2時間はあっという間に過ぎて、バスに間に合わなくなるとマズイから早々に宿に引き上げた。
でもさ、濡れた髪を両手で束ねる仕草をするユウが色っぽくて、
ドキドキし通しだったさ!
ガバッて開いて見せる事が出来たらどんなに楽か・・・・
それに、こんな気持ちになった事が今までないから、どうしていいかわかんねぇし。
でも、アイツは詰まりながらボソボソ言ってる俺の言葉をちゃんと最後まで聞いてくれた。
そして理解してくれた。
何年ぶりだろうか・・・あんなに涙を流したのは・・・
しかも嬉しくて涙が出るなんて、生まれて初めてだ。
今、何て言ったさ?
オ・・・オレを想いすぎてどうしていいか分からないって????
朝メシをほとんど食わなかったユウがすごく心配だったさ。
それにメシ前の行動・・・
悶々としながらユウの手を引いて部屋に戻ったさ。そしてもう1回聞いたさ
「どうしたんさ?」
ユウはポツポツと単語を並べるように話しはじめてびっくりしたさ!
それに感激しすぎて、オレ・・・涙出たさ・・・
オレだってユウを想いすぎてどうにかなっちゃうんじゃないかって時あるもん。
あぁユウ!オレ世界で一番幸せ者さっっっ!!!!!
話し終わったユウを思いっきり抱きしめたらユウは涙を流してた・・・
もうユウが愛おしくって、一生大切にするって誓ったさっ!
まだ旅行も終わってないし、
今日も楽しもうってユウに言ったらやっと笑ってくれたさ。
昨日、女将が高原の博物館巡りのシャトルバスが13時に宿の前に来るって教えてくれたから、11時ごろまでの2時間程海に行って午後は高原に行くさ!
部屋に戻ってラビのヤツの顔を見たとたん、胸がつぶれそうに苦しくなった。
全身ラビのヤツでいっぱいになっちまったんだ・・・
どうしていいのか分からなくなっちまって、あいつに夢中でキスをしていた。
心配そうに何があったのかって聞いてくるラビに上手く言葉で伝えられねぇで、
自分で自分にイラついたぜ。
とりあえず、朝メシの時間になったから1階のレストランに向かったが、
胸がいっぱいでメシが食えなかた。
そこでまたラビに心配かけちまった・・・
自分でも気づかないうちにラビへの想いが大きくなっていたんだな・・・
俺の全てを見せてるのに、今さら何だよって自分が信じられなかったぜ。
上手く言えないだろうけど、この想いは黙ってるより本人に伝えた方が絶対に楽になるだろうと思い、
部屋に戻ってから思い切って言ってみた。
ざっと部屋を見渡してもユウが居る気配がしない。
朝風呂に行ってるのか?それともトイレ?
探しに行こうと身体を起こそうとしたら、ユウが部屋に入ってきた。
もう・・・心配させないでくれさ・・・
ユウはそのまま真っ直ぐベットに座り、横になってるオレに追いかぶさるようにしてじっとオレを見てきた。
浜辺に散歩に行ってきたってだけで後はなにも言わずにいきなりキスしてきたんさっ!
ど、ど、どうしたんさっ?
唇が離れるたびに何かあったのか?って聞いてもユウは何も言わずにキスしてくる。
うんわぁ!起き抜けに激しすぎます!ユウちゃん!
何度もキスをしてくるユウのシャツをたくし上げて、背中をさすってからユウを抱きしめたさ。
本当に何があったんさ?
まだ6時前だっていうのに、サーファーは海に入っていた。
朝日に光った水面が綺麗だ。
昼はあんなに人でごったがえすのに、今はほとんど人がいなく、すがすがしい。
こんな気分を味わうと早起きして正解だと思うぜ。
「すみません」といきなり背後から声をかけられたから振り向くと、老夫婦が立っていた。
結婚50周年記念で息子さんが連れてきてくれたそうだ。
記念に写真を撮って欲しいとシャッター係りを頼まれた。
機械は苦手だが、シャッターくらいは出来るから引き受けた。
何度も頭を下げ礼を言い、二人は手を繋いで逆方向に歩いていった。
その光景が微笑ましかった。
ふと思った。
男同士の俺らは結婚は無理だが、ラビのヤツとあんなじぃさんになったも付き合っていたい・・・と。
アイツがじぃさんになったら、ブックマンみたいになるのか?
背はあんまり縮んでほしくねぇな・・・
そんな事考えてたら無性にラビの顔がみたくなっちまったから、足早に宿に戻った。
明日の計画もまとまった!
明日もユウの笑顔を沢山みるんさっ!
でも、色っぽいユウを先に見るほうが先みたいさ・・・
「何回すれば気が済むんだよ!」とか言うけど、ユウの体中にキスをすると色っぽい声出すくせに!
それに回数じゃないんさ。
ユウを愛してるから抱きたい。それだけさ!
ユウと繋がってからオレはユウを抱きしめたまま眠っちゃったみたいさ。
今日は長いようで短いようで、すっげー楽しい1日だったさ!
明日は早く起きるんさっ♪
ユウ:エクソシスト
【ラビたん】
明るくて温厚で人懐こい性格
ユウをメッチャ愛してる奴です
【ユウ】
ウチのユウはツンデレ
といってもかなり素直です。
ラビたんが大好きだけど、
言葉にして思いを伝えるのが苦手。
とっても照れ屋さんです。
◆ラビュの管理人◆
るきと
ラビたんとユウを溺愛してます
千葉県の幕張メッセの近くに生存中
一応社会人してます。
詳しくは個人サークルサイトJUNHOFEIRAにて。